kW減らしてもkWhは増えちゃったりして
今年の日本の夏は大変です。
梅雨が明け、猛暑到来。そこにおっかぶせる形で、
15%カットの節電対策。
駅のホームでは、エスカレーターが止まっていたりしています。
私のように成人病認定寸前のおなかのたっぷり出たおっさんとしては、
これで心臓発作かなにかで死んだら、
震災関連の手当て、若干なりとも出してくれるんだろうか、
などとつぶやきながら、
重い荷物持って階段使って上り下りしている今日この頃。
ところで15%カットの節電って、
実際、全体の電力量、減るでしょうか・・・。
減るに決まってるでしょう。
だって、エスカレーター止めてるのですから。
でも、いいかげんなことを言っていい、というのが、
このエピソードの自らに与えた前提、というか特典ルール。
私、増えるかもしれない、って思ってます。
企業において、節電対策にもっとも効果があるといわれているのは、
休む、っていうことです。
実際に仕事量を減らすわけにはいきませんから、
より実際的には、輪番休業を実施することになります。
活動サイトをいくつかのゾーンに区切り順番にずらして休んでいくという手法、
節電対策としては大いに効果があります。
ここで、”大いに効果がある”、っていう表現をより正確にいえば、
消費電力のピーク値を下げるのには効果がある、ということです。
一方で、電力量っていうのは、電力に時間をかけた仕事量。
その活動サイトの電力量=仕事量はどうなるかっていうと、、、。
今までは土日みんなで休んでいたところ、
出勤して働いてもらうわけですから、
トータルとしての電力量、
減らせることにはならないでしょう。
みんなで一斉に出社して働く効率と、
輪番で出社して働く効率、両者の効率を比較するならばきっと、
輪番のほうが効率は落ちるはず。
ということで、減らないどころか、電力量は増える。
節電対策の中には、
電力量を増やしてしまう取り組みも含まれている、っていうことですね。
輪番休業のピーク消費電力削減効果が大きいなら、
その副次作用としての電力量増加も、意外と大きかったりして。
地道な節電対策を吹き飛ばしてしまうほどに。
もちろん今夏の節電対策においてみんなで目指すべき最大の目標は、
大規模停電を起こさないこと、ですから、
電力量が多少増えたって、
電力のピーク値が抑えられれば、それでまずは目標達成。
それはそれでよいのですが、、。
環境保全、っていう視点なども含めれば、
トータルの電力量についても、下がったほうがいいにきまっています。
そうはいっても駅のホームのエスカレーターはケチらないで動かしてほしい、
などと思ってしまう、
わがままま今日この頃でありました。
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Comment
2 ■Re:Summer Hour (夏時間制)
>鈴木さん
お久しぶりです!
お元気ですか?
コメントを頂戴しありがとうございます。
毎週一回程度、
無理せずブログをあげていく予定でいます。
今後ともよろしくお願いしますmm