福島隆史のCSRエピソード | 株式会社サステナビリティ会計事務所(SusA)

CSRコンサルタント福島隆史が、CSR報告書の読み方や考え方、 重要な用語の説明やエピソードを毎日更新します。 企業のCSRご担当者の方や、ステークホルダーの皆さまがCSR報告書について知見を深めていただければ幸いです。

*

母に捧げるバラードよ、いずこへ?

   

私には娘がいます。
親のひいき目加算で美人の姉妹。
未だ二人とも学生です。
そのうちのひとりが少し前、就職活動をした際のお話。

エントリーシートなるものを娘から見せてもらってびっくり。
CSRなどを題材に自由論文を学生に書かせて送付させる、
みたいなことやってる企業、
意外と多いんですね。。
わが社は今後、企業の社会的責任をどう果たせばよいと思いますか?
とか、・・・
学生にそんなこと聞いてどうすんねんっ、、などと突っ込みいれつつ、
エントリーシート、一社分書くだけでも大変です。

私の学生時代を振り返ると、
ほんとに麻雀とバンドとバイトしかしてなかったので、
企業とはそもそもどういう存在かって聞かれても、
働いてお給料もらえるところ、ぐらいのことだったでしょうし、
企業の社会的責任??はぁ?
きっとそんな質問してくる企業の面接はパスしたに違いない。
あ、そもそも就職活動すらしませんでした。
土木系の学科だったもので、
研究室の先生に紹介されるまま。
毎月生きていけるだけのお金もらえたらうれしいな、、
ぐらいのことでしたから。

そんな私も今、不思議と小さな会社の代表をやっています。
CSRのコンサルタントと、CSRレポートの制作を生業とする会社。
でも、弊社へ入社を考えていただけるような奇特な方に、
CSRについて問いかける、なんて無粋なことはしません。

正直、私としてはもっとベーシックなところが気になる。

会社でご活躍されている諸先輩方のため、
会社がお付き合いさせていただいているお客さまのため、
ひいては社会のため、
全力で、少しでもお役に立てるようがんばります!
っていう意思表示があれば、
仲間入りの第一歩としてはそれでよいと思います。

最近、超単純で基本的だと思えるそういったことが、
忘れ去られているような気がして、
面接をする会社側の、、私のほうが気が重くなってしまうこと、
若干あったりします。

若い時の苦労は買ってでもしよう、の精神なんて、
今はもう昔の話、でしょうか。
母に捧げるバラードでは、
息子テツヤにこれからの人生を生き抜く糧を伝えた
母の珠玉の語りが唄われていました。

あぁ、なんというワークライフバランスに逆行するようなお話。
表現方法にはいささか問題があるのかもしれないけれど、
その精神、でも、ものすごく大切なことだと思っています。

先日、弊社で経営理念の案を策定しました。
その第一文は、
「ひとりはみんなのため」。

避けては通れない都合ってものは誰しもあるでしょう。
そういった他人様のご都合、私が背負います。
苦労は率先して私が引き受けます。
そういった気概のあるメンバーたちによって、
構成していきたいものです。

他人様への善行は、いつか自らに幸となって必ず戻ってくる。
目指しているのは、
そうしてみんなで享受する高次のワークライフバランスです。

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