ほんとうによい報告書とは?
報告書の要件っていろいろあると思うのですが、
大事にしたい要件だと今、一番思えることは、
いつ、いかなる状態でも、決まった時に出せる報告書であるかどうか、
だと思っています。
つまり、不祥事が起こったときに、出せる報告書の形式になってるかどうか。
たとえば、環境報告書、であれば、
たとえ不祥事が起こった時でも、公開できる。
社会貢献報告書、でも大丈夫。
でも、CSR報告書、となってくると、なかなか厳しい。
それでも出せるようにするには、そもそも通常の好調な時期から、
あまりよいことばかり強調するような報告書としないことです。
計画をまずは発表し、
それに対する実績報告を粛々と報告する。
そういった基本をふまえたCSR報告書であれば、
たとえ不祥事が起こった時でも、
公開出来るように思います。
企業たるもの、どうしたって30年ぐらいの長いスパンで見れば、
調子の悪い時期って必ずあると思うのです。
そういう時であっても、
必ず継続して出せる内容になっているかどうか、強く意識することとしましょう。
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